【作品紹介】小さきものに限りない愛を
まえがき
『小さきものに限りない愛を』
この本は、私がひとりの芸術家として、感じたこと、
考えたことを書いています。
一般に、美や芸術は、
私たちの目や耳、その他の感覚を楽しませ、
満たしてくれるものであるといわれています。
もちろん、それは間違いではないと思います。
でも、私は、美や芸術には、単なる感覚の満足、
単なるひとりの心の満足にとどまらない、もっと大きなものが
あるように感じるのです。
なかには、「自分は美や芸術とは関係がない世界に生きている。」
「自分は芸術は苦手だ。」
という人もいらっしゃると思いますが、
私は、美や芸術ということの奥に、すべての人にとって、
いえ、すべての存在にとって、
大切な秘密が息づいている気がするのです。
もちろんこの小さい本では、
それを表現するには、不十分すぎるほど、不十分であることは
私も承知していますが、
それでも『小さきものに限りない愛を』という、この本の題名のとおり、
すべての存在へ、
たとえ、人に気づかれないような小さな存在であっても、
すべての存在へ、なにか贈り物ができればいいなと思って
この本を書きました。
この小さい本が、みなさんの心に、なにかあたたかいものを
お届けすることができたら
幸いに思います。
2017年7月 白鳥静香
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