NOTE~哲学的断章Ⅰ

<1>


 協力することの出来たものが強い。

協力しあうことが人類の唯一の強み。

 資本主義は競争だが、

協力しあうことの競争をしている。

戦争もまた、より多く協力しあった方が勝つ。

その協力は国内の協力もだが、外交的な協力も含む。


<2>


 嫌いであるとか、喧嘩するということと、

愛している、いないは別なこと。

嫌いであったり、喧嘩していながら、

愛しているということもある。

 嫌いであるということと、

協力しないということとも別。

嫌いであったり、喧嘩をしていても、

協力しあうことはできる。


<3>


 道徳は、

ひとりで生きてゆくことのできない人間という生き物が、

協力しあうためにつくられたもの。

道徳を相手を非難するための旗印にするなら

道徳の意味がない。


<4>


 ルールは人と人とが協力しあうために決めるものだが、

人を安心させ、自由にするという目的も持っている。

 道路交通法がなかったら恐くて運転できない。

道路交通法があるから安心して運転して好きなところへ行ける。


<5>


 美はきっと、

神様の愛情から、

神様が愛してくれていることから出てくるのです。

神様が存在をかけがえがないと思ってくれている、

そのかけがえがないという思いが

地上において美となるのです。

 太陽が万物を光で照らすと色彩が生まれるように、

神様が愛情で包んでくれると美が生まれるのです。


<54>


「あの人は仕事ができて、

私はできないから私はあの人より価値がない。」

という考え方は、

人間を道具のように扱う考え方である。

それは存在にたいする不正である。


<55>


「臨機応変」という言葉は、

目的に対する言葉ではなく、

手段に対する言葉である。

 自分の達成するべき目的を状況によってコロコロ変える人は、

ただ節操がないだけ。

目的は臨機応変に変えてはいけない。

0コメント

  • 1000 / 1000