2025.01.16 02:36宗教について 45 『お念仏の思い出』 白鳥静香著宗教について 45 『お念仏の思い出』私は子どものころ、夏休みや冬休みになると、ある地方にある親戚のおばあさんの家にとまりに行っていました。そのおばあさんは、私の母のことも、子どものころから可愛がっていて、母ともどもとても可愛がってもらったものです。そのおばあさんが住んでいたとこ...
2025.01.16 02:35宗教について思う 44 『宗教の愛、芸術の愛』 白鳥静香著宗教について思う 44 『宗教の愛、芸術の愛』宗教は愛を説きます。歴史上、宗教が多くの残酷な問題を起こしながら、まだ、宗教に、それはどこかよいものであるというイメージも残っているのは、(もちろん宗教だけが残酷な問題を起こしたわけではなく、政治であろうが経済であろうが人間が関わる全...
2025.01.16 02:34宗教について思う 43 『宗教における救いについて』 白鳥静香著宗教について 43 『宗教における救いについて』宗教が本当に私たちの心の救いとなるのは、宗教が無条件の愛、言葉を変えるなら、私たちを絶対に捨てない愛であるときではないでしょうか?人間ははどれほど心の広い人であっても、有限な存在である以上、条件つきの愛しか持てません。つまり、どう頑...
2025.01.16 02:33宗教について思う 42 『宗教と自由』 白鳥静香著宗教について思う 42 『宗教と自由』近代の哲学や政治思想において、宗教は人間の自由を奪うものとされてきました。確かに宗教は歴史的に、既存の権力や既存の社会秩序の維持という現世的な役割を担ってきたという経緯があるのでそのような考え方も必要であったと思います。(また、個々の宗教団体...
2025.01.16 02:31宗教について思う 41 『愛について 3』 白鳥静香著宗教について思う 41 『愛について 3』宗教における大きな難問のひとつは、同じ宗教が愛と正義との両方を説くというところではないでしょうか?なぜなら愛と正義ということは矛盾するからです。愛とはつまり許すということです。対して正義とはつまり裁くことであるからです許すことと裁くこと、...
2025.01.12 15:48宗教について思う 40 『愛について 2』 白鳥静香著愛とは抽象的なものではありません。愛とは、今、この瞬間、目の前のたったひとりの人だけを愛することです。私たち自身、誰かから愛されるとき、そのように愛されなくては愛を感じないのではないでしょうか?抽象的と、ここでいうのは、人類愛とか、世界を愛するという言葉のことです。多くの宗教は、...
2025.01.12 15:47宗教について思う 39 『愛について』 白鳥静香著愛とは何でしょうか?愛とは相手が存在することを望むこと、(自分のそばにでなくともです)愛にはいろいろな側面があります。相手に何かをしてあげることが愛であることもあれば、あえて何かをしてあげないということが愛であることもあるでしょう。愛は、相手を賞賛することもあれば、逆に相手を否定...
2025.01.12 15:46宗教について思う 38 『祈りのとき』 白鳥静香著宗教と単なる道徳の差はどこにあるでしょうか?私はひとつには、祈りがあるかどうか?ではないかと思います。では、それほど信仰深いわけではない、現代の私たちが祈るのはどのようなときでしょうか?まず一番はじめに思いつくのは、大切な人が病気のとき、日ごろ特定の信仰を持っていない人でも、友人...
2025.01.12 15:37宗教について思う 37 『あきらめられないこと』 白鳥静香著宗教が救済のことであるなら、(救済の具体的な内容は、宗教ごとに考え方が違うでしょうからここでは一旦おいておきますが)それは本当は自分のためのものではなく、愛する人のためのものなのではないでしょうか?なぜなら、自分自身のであれば苦しみはあきらめることができます、たとえ死ぬことでさえ...
2025.01.12 15:36宗教について思う 36 『千の御名を持つ神様 2』 白鳥静香著神様が無限に多様な色や形をとって現れてくるとして、自分は一体どれを選べばよいのか?私は自分が最も愛おしいと思えるお姿の神様を選べばよいのではないか?と思います。信仰において最も大切なことは、自分の信じている神を愛することであるでしょう。(私自身は特定の信仰を持っているわけではあり...
2025.01.12 15:35宗教について思う 35 『千の御名を持つ神様』 白鳥静香著世界中には歴史的にいろいろな神話や宗教があり、神様や仏様も無数に描かれています。これがまた私たちを混乱させる原因であるのではないでしょうか?一体どれが本当の神様なのだろう?と。歴史的には宗教戦争のようなことが数多くあり、それはあまりにも残酷であり、あまりにも悲惨であり、このことが...
2025.01.12 15:34宗教について思う 34 『唯物論』 白鳥静香著私は特定の信仰を持っているか?と言われれば特定の信仰を持っているわけではありません。しかし、では唯物論か?と言われるならそれは違いますと答えると思います。なぜなら、唯物論を前提とするなら、私の愛するひとは単なる物質の集合で何の価値もない、何の尊厳ないということになってしまうからで...